最近読んだBL漫画の感想です。
買おうか迷ってる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです^^
『ネオンサイン・アンバー』
著者:おげれつたなか
出版:新書館、ディアプラスコミックス
発売日:2016/12/29
要素
・純愛
・クラブのホール係×ギャル男
・褐色受
・エロあり
あらすじ(コミックス背表紙から引用)
床<フロア>ごと鼓動しているようなクラブで緒方は、客のひとり、サヤと出会った。サヤはいつも違う女を連れた、アンバー色の肌をしたギャル男。正直、苦手なタイプだった。ところが、偶然サヤに金を貸し、お礼に手料理の朝食をおごってもらうことになる。真夜中に見る軽薄なサヤとはちがう、ていねいに作られた食事。緒方は加速度的にサヤに惹かれるが――。「ごめん」というひとことが胸にささる、おげれつたなかの真夜中生まれの恋の物語!
感想 ※ネタバレ注意
・主人公の緒方(攻)はクラブのホールで働いている、思ってることが顔に全然出ないタイプの人です
・冒頭から、普通においしくご飯食べてるのに、彼女に「もっと楽しそうにしてよ」「まずそうに食べないでよ」とか言われてフラれます(不憫w)
・で、お相手のサヤ(受)は緒方の働いているクラブの常連客で、表情豊かで楽しそうに女の子と遊んでるギャル男、という感じ
・…だったんですが、とある朝、サヤが女の子にラブホから蹴りだされてるのを目撃します
すげーシチュエーションですが…
・しかもサヤは酔っていたのか、嘔吐してしまい後始末をする緒方…
・それで少し話すんですが、サヤがポツリと「……女の子と一緒にいるとなんか安心する」と漏らすんですね
・意味深ー!
・そしてサヤとの会話の中で少し笑う緒方
・他の人だと笑ったことに気付かないんですが、サヤは
「あっ!笑うな!ムカつく!」
・緒方の表情の変化に気付いてくれた!!
・ここから、サヤのことが気になりだす緒方
・で、また別の日、クラブでロッカーの鍵を無くすサヤ
・鍵を無くした場合は5千円かかるけど開けられるとのことだけど、金を持っていないサヤ
・そこで、こっそりと緒方がお金を建て替え、その代わりに5千円分の朝ご飯を食べさせてもらうことになります
・サヤの実家がお店をやっており(夜だけの定食屋かな?)、朝そこを借りてご飯を作ってくれるとのこと
・出してくれたご飯に感動する緒方に対し、
「うまそうな顔してたもん」
と笑うサヤ
・こういう…なんか、笑顔が可愛いんですよ!サヤ!
・緒方は自分の思ってることが顔に出ないことで悩んでたんでしょうね、サヤにどうして分かるのか尋ねると
「…俺人の顔色伺うの得意だもん」
・これまた意味深ー!!
・ここまでが1話目です。サヤのことが気になりだし、恋の始まりっぽい感じですね!
・緒方はその後も引き続き、5千円分になるまで朝ご飯をサヤに食べさせてもらいます
・少しずつ距離が縮まってる感じしますね!
・ある日、クラブのイベントでめっちゃ混雑してる日に人ごみに揉まれてるサヤに近づき
・熱気に充てられたような状態で、キスしてしまいます
・その時はそのまま離れる二人…
・翌日、クラブで意識しまくりなサヤに対して緒方は「かわいいね」とか言っちゃうんですよ!
・もう口説きにかかってますね!!!
・その後また朝ご飯をごちそうになり…緒方は飲み物をおもいっきり自分のズボンにこぼしてしまいます
・あっ…BLでよく見る展開…!
・サヤに服を借りるために、お店の上の階にあるサヤの部屋へ
・そこでやっぱりやらしい雰囲気になるんですねー!!
・そういう展開かな、ってワクワクするじゃないですか!
・ところが、サヤの服を脱がせていくにつれて、女体と比べてしまうんですね
・で、下半身を見て、この時の緒方は、サヤがいくら可愛くても男なんだと改めて思い知り、進めなくなってしまいます
・…え…なんでこんなリアルな感じで無理に!?ここまでしといて!?
・さすがおげれつたなか先生…!
・サヤを傷つけたことに罪悪感を感じつつ立ち去る緒方
・一方、サヤも昔を思い出しつつ泣きます
・この展開は…マジかぁ…という感じですね
・サヤは昔、好きな先輩に告白して玉砕…どころか、ホモだと広められてイジメを受けていたようですね
・それで人の顔色をうかがうのが得意になったとか…悲しすぎる…
・その後、しばらくしてからクラブにサヤが顔を出していて
・緒方に、無くした鍵の5千円分の残りを渡します
・もうご飯は作らないから、ということですね…
・緒方は歴代の彼女にフラれても平然としているように見えてしまってましたが、今回は家族も異常に気付くくらいガチ凹みします
・その後、2人はなんやかんやでクラブでは顔を合わせつつぎこちない感じだったんですが
・緒方がクラブを辞めて新しいお店に移動することになります
・それで最後にサヤの作ったご飯が食べたい、とお願いをし、食べさせてもらうことになります
・サヤの実家でご飯食べてると、酔っ払いが入ってきて…
・なんと、昔サヤを振ってトラウマ植え付けた先輩でした
「コイツ中学ん時俺に告ってきたホモ!」
・おい、言い方!
・そいつに緒方がガチギレし、外に出て殴り合いに…おぉう鼻血まで…
・喧嘩後の興奮のためか、サヤへの想いをぶちまける緒方
「サヤが誰かを好きになるのはキモいことじゃないよ」
・うっ…泣ける…
・サヤの裸を見て逃げ出したことをずっと後悔してたんですねぇ…でもやっぱり好き、と…
・想いが通じ合い、そのままサヤの部屋へ戻り、本番…はまだできないので、触り合いをします
・もうね!このあたりのサヤが!超絶ウブで可愛いんですよ!!
・緒方も今回はガッツリ興奮してて…!
・その後、新しいお店に移動した緒方
・サヤがお店に来る日は常連のお客さんから見ても分かるくらいソワソワしていて
・サヤがすっごい笑顔になるんですよ!1話目からは考えられないような満面の笑み!!
・後日談では、一人暮らしになった緒方の家にサヤが来てラブラブ!(クラブにいたころは実家暮らしでした)
・もちろん最後まで致してますし!すっごい甘々でこっちまで幸せになるカップルと化してます…!
まとめ
・さすが、おげれつたなか先生!
・あちこちに伏線もあり、違和感のないストーリーに気になる展開、読後感も最高!
・1冊で綺麗にまとまっており、ストーリーも絵柄も萌えも文句なし!です!
・BL初心者さんはもちろん、ある程度読み慣れた人でも新鮮に読める作品じゃないかなー、と思います!
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