最近(最近でもないか…?)読んだBL漫画の感想です。
買おうか迷ってる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです^^
『カラーレシピ・上』
著者:はらだ
出版:新書館、ディアプラスコミックス
発売日:2018/5/1
要素↓↓
・ヤンデレ
・社会人
・美容師
・エロあり
あらすじ(コミックス背表紙から引用)
「俺だって必死だったっての」
スタイリストとしての技術はあるものの愛想がなく、指名客がつかないことに
悩む笑吉が働く店に、有名店出身で、抜群のトークスキルを持つ
福介がヘッドハンティングされてくる。
何かと衝突していたふたりだったが、笑吉の周りで不気味なことが次々と起きるようになり
その度に助けてくれる福介に、笑吉はだんだん心を許していくが……!?
鬼才・はらだが描くドグマティック・ラブ、
「その後」を繋ぐ描き下ろしを加えた新装版で登場!!
ちなみに、ドグマティックとは:原理や原則、またはある判断に固執して、他を受けいれないさま。独断的。教条的。(goo辞書より)
だそうです!ワクワクしますね!
感想↓↓ ※ネタバレ注意
・2016年に角川書店から発売していたものの新装版になります。
・絵柄が独特なので、好みは分かれるかも?ですね
・ヤンデレを描かせたら超一級品!の、はらだ先生ですよ!
・全体的になんか怖~い空気漂ってて…非常に良いですね!
・上巻と下巻でまた雰囲気ちょっと変わるので、感想は分けます!
・まず、笑吉が街頭で美容院のビラ配りをしていると、福介が絡みにいくところからお話がスタートします
・いきなりオーナーのことまでディスってきて、笑吉が思わず殴ってしまう…え、笑吉くん手が早くない⁉
・で、笑吉がお店に戻るとさっきの福介がいて、新しいスタイリストです、と
・ちなみに、福介が26歳、笑吉が25歳だそうです
・スタイリストとして、技術重視の笑吉と、トーク重視の福介でウマが合わない2人
・閉店後に技術チェックしてたら、福介が「終電逃した」ということで、笑吉の部屋に泊まることに
・……ここから、福介のヤバイ面がどんどん出てきます
・笑吉が夜中、ふと目を覚ますと頭上で福介がオ〇ニーしている…こわいこわいこわい!すごいぶっ飛んでるな福介…てか、え、いきなり過ぎん?
・悪びれず笑吉の手も使う福介…
・え、いや、えろいんだけど!それ以上にこわいよ!!!
・翌朝は、胡散臭い笑顔で「わり、酔ってたんだ」と…
・笑吉はすぐ殴るしコミカルに描いてるけど絶対なんか裏があるだろおまえ!
・翌朝、2人で職場に行くと、ドアの向こうには着替え中のりくちゃん(まだスタイリストではなく、アシスタントの子)
・見た目めっちゃ女の子なんですが、男の子だと…!
・この子もたいがい独特で良いですね^^ マイペースで、すごい毒吐いてきます^^
・で、この日も閉店後に笑吉が福助の技術チェック…2人きりにしたらあかんて!
・シャンプーのチェックで、福介にシャンプーされてるうちに笑吉が寝てしまうんですが…
・直接の描写はなかったけど、明らかに何かしている福介
・笑吉が起きて、帰り際にふと髪の毛に手をやると、何か臭うのか「おまえなにかつけた?」と… いやあぁぁぁ福介絶対なんか付けてるうぅー!!
・というところで、今度は笑吉のストーカー・お店の常連の鬼原さん登場!
・毎日メールしてくる&食事に誘ってくるうぅ!!こっちはこっちでこわいー!!
・そんで、福介が『鬼原さんisストーカー』と認識してから、無言電話が笑吉の携帯に何度も来るように…
・福介自身は、笑吉に「気をつけろ」と何度も忠告するし、心配してる風なんですよ
・それでまた、笑吉が考え込んだり凹んだり…してるうちに今度は笑吉の部屋のドアノブに精〇付きコ〇ドームー!!!ぎゃあぁぁぁ
・そしてナイスタイミングで福介が現れ、笑吉を慰めていく…いや、タイミング良すぎん…?
・で、ストーカー問題で余裕ない笑吉は、もう直接鬼原さんに聞こう!と鬼原さんと食事行っちゃうんですよ…それはそれで危ないぞ!
・と思ったら、笑吉は帰り道で鬼原さんに抱きしめられて…ひいぃぃぃ…!!
・このあたりの鬼原さん、ホントにヤバイ人でですね…マジモンのストーカーじゃねぇか!!!
・こういう、イっちゃってる人を描かせるとものすごく上手いんですよねーはらだ先生…
・案の定、タイミングよく助けに来る福介!確かにこれはヒーローに見える…
・それで、福介は笑吉を助けて、笑吉に出会ったときのことを語を語ったりもして、とうとう身体も繋げるんですよ
・弱ってるところに付け込んでる感すごい!
・笑吉が学生のころに実習で行った先が、福介がいたお店だったそうです
・当時、笑吉は間違ったことは言ってないけど、お店の人を怒らせてしまい、ひどい成績をつけられたんですねー ドロドロやなこの店…
・で、そのとき福介が笑吉に声をかけて、笑吉の綺麗な涙に惚れた…と
・で、笑吉が欲しくて店長に近づいて引き抜いてもらい、同じ店舗に入ってきた、と
・いや、惚れたとかはなんか分かるんですが、執着すごいな
・そんな感じで翌日、お店で、鬼原さんのことも報告し、一件落着…と思いきや
・りくちゃんの口から福介へ「電話かけすぎですよ 笑吉さんに 非通知設定で」
・豹変する福介…ひいぃぃぃこわいこわいこわい!!!
・りくちゃん、よく見てますねー…福介がやったことを探偵ばりにネタ晴らししてくれます
・…が、助けてでもくれるのかと思いきや、
「邪魔はしませんよ 手助けもしませんが」
・おぉーっと傍観者だー!!この子もたいがい…なんか、その…すごいですね…
・そんな感じの、なんやかんやで2人が付き合うところまでで上巻は終了!
・…おかしいな、ハッピーな雰囲気じゃないぞ!?笑吉にげてー!
・こんな高度なヤンデレ初めてです!
・りくちゃんが「僕結構好きなんですよ 福助さんみたいなサイコパスキャラ」と言ってましたが、ホントそれ!
・福介、サイコパスかな!?という印象です
・このお話、ものすごく完成度が高くて…推理モノばりに伏線張られてるしすんごいんですよ!
・上巻を最後まで読んでからもう一度読み返しても、新たな発見があるんです!
- 1話のお客さんの中に鬼原さんがいたり
- 笑吉に無言電話かかってきてるシーンでは、福介はよく見ると携帯をいじっててもおかしくないような恰好(片手をズボンにINとか)してたり
・こういう伏線大好きです!上巻2回は読んでから下巻に行った方が良いと思います!
・下巻読んだらまた上巻から読み返したくなりますが!
・タイトルの『カラーレシピ』について、最後の方の福介のセリフがあるんですが
「カットよりカラーの方が好きなんだよね」
「自分の手で自分が思い描いた色に綺麗に染めるのってすげー快感だよな」
・おおぉぉぉ…こわい!!ゾワゾワしますね!!!
・あと、「いつか二人で店やろう?」と福助が笑吉に言うんですよ
・そういや、最終的にそれが目標だと言ってたね!
・キラキラした未来になる予感が全くしない!!
まとめると、ヤンデレ好きな人はものすごく気に入ると思います!
ラブラブハッピー☆なお話を求めている人はやめた方が良いかもしれませんが
私はこんな、他にないテイストの作品も大好きですね!
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