【BL感想】カラーレシピ　下　感想

・上巻で福介が笑吉を陥落してから１年後の話です

・付き合っている？状態の２人（笑吉は認めようとしない感じですかね…笑）

・冒頭から、笑吉に構ってほしい福助と、休日もカット練習の笑吉…温度差！

・いや、普通はなんか微笑ましいカップルのケンカみたいなシーンなんですけどね…

・笑吉の、自分に対する優先度の低さが不満な福介がこわいんですよ！

 

・お店には一祝かずのりという生意気な後輩も入ってます

・自分のミスもなかなか素直に謝らずに口答えしてくる系後輩ですね^^　笑吉と相性悪そうな…

・お店では、なんだか笑吉のミスが増えたりと空気が微妙な感じになっていきます

・笑吉、普段はめっちゃ正確なのにミス多いとか珍しいらしく…嫌な予感しかしねぇ！

・後輩の一祝も、笑吉の言うことはあんまり聞かないけど福助の言うことは素直に従うんですよ！ええぇ…

 

・さらに、美容室で２人きりになったときに福助が笑吉にキスを仕掛けて、一祝に目撃されるという事件が…

・ますますギスギスする店内…

・落ち込んだ笑吉に、福介が言うんですよ

「職場変えるとか」

「そろそろ独立でもして俺と…」

・……(;^ω^)⁉

・笑吉は「はあ？冗談だろ」とサラッと流すんですが、福介！顔！顔！！

 

・さらに別の日、笑吉の昔からの指名客、品の良さそうなお婆さまが来店

・システムの顧客情報に記載されているカラーの配合をなんか触ってる福介

・そのお客さんは、一祝に担当させることに

・…福介、絶対何か企んでるやん！

・そしてお婆さんは「いつもと色が違う…」と…残念そうにされ、次回の予約は入れずに帰ってしまう

・その様子を横から見てて何が起こってるのか察するりくちゃん　この子も相変わらず観察力すげぇな！

・りくちゃんが一祝に、笑吉に謝るよう促したりフォローしてくれます

 

・その頃、福介は笑吉に

「一祝にもっと怒っていいんじゃない？」

　とか空気を悪くする方向で調整しようとしてます

・え、おい、何をしようとしてるんだこいつは…

・で、りくに促された一祝は笑吉にちゃんと謝るんですが、それを見て苛立つ福介まじ何しようとしとるん

・そしてついでに、笑吉へ来客…と言うので出てみると

・鬼原さんがこんにちはー！

 

・鬼原さんは人事異動で地方へ行くから、その前に謝罪に来た、とのこと

・冷静になると普通の人っぽいんですよねーこの人も

・で、鬼原さんはですね

「彼と付き合ってる事もわかってて」

「拒否のメッセージをもらったときに大人しく引き下がればいいものを」

とか聞き捨てならないことを言うんですよ

・笑吉には、拒否のメッセージを送った覚えも付き合ってると伝えた覚えもない…こわっ！

・で、気になるものの鬼原さんの連絡先やらは福介に消去されたので連絡を取ることもできない

・笑吉が困ってると、なんと一祝が今どきの子らしくスマホのデータ復元したりしてくれるんですが

・ついでに笑吉のスマホから遠隔操作アプリを発見！！こわいこわいこわい！！！

 

・スマホのデータ復元した後、笑吉は鬼原さんに電話して確かめてみるんですよ

・メールの内容も、笑吉が送った覚えのない内容を鬼原さんはしっかり覚えてて

・無言電話とか家のドアノブへの…あの…アレとかについても訊くと、鬼原さんは

「……いたずら？なんのことだい？」

・おおぉーっと！笑吉の福介への疑惑が深まっていくー！！

 

・で、ですね、笑吉はやっぱり真っ直ぐな子なので、直接本人に訊いちゃうんですよ

「俺のことほんとはすげえ嫌いだったりする？」

・そのときの福介の顔！顔！こわい！！

・お店でのミスが増えてるのも、鬼原さんに覚えのないメッセージを送ったのも、無言電話も、ドアノブのアレも、福介の仕業か訊いちゃうんですよ…

・福介も最初、誤魔化そうとするんですが、誤魔化しきれないと悟ると今度は実力行使ですよ！

・そこからがもう…ちょ、もう、ほんと…あの…マニアックな道具で拘束して電気責め？

　BLゲームのバッドエンドかな！？

・「かわいそう」と言いながらめっちゃいたぶるのなんなん…あ、苦手な方はご注意ください

 

・そんな感じで、笑吉がちょっと壊れたように泣きじゃくってしまうんですが

・笑吉の泣き顔が、福介の好きな綺麗な涙じゃなくて「あれ？」みたいな

・こんだけしといて、コレジャナイ感！？ひどくない！？

 

・後日、２人とも普通にお店に出るんですが、笑吉は福介に対してものすごく怯えます　そりゃそうだよ…

・そんな笑吉に対し、「いつお店を辞めて独立することを伝えてくれるの？」みたいな福介　ひいぃぃぃ…

・笑吉は怯えながらも

「おまえ本当は俺のこと好きじゃねえよ」

「何が好きだよ　薄っぺらいんだよ」

　とガチ拒否ですよ

・ガチ拒否された福介は茫然とし…それから、急に休職までしてしまうんです　極端だなこいつ…

 

・休職も、１ヶ月程度のはずが全く戻る気配なく…

・しびれを切らした笑吉が福介の自宅まで行くんですが、普通に美容室から徒歩圏内！以前、終電なくなっちゃったー、って言われて泊めたのに徒歩圏内！

・福介宅に行くと、そこには酒臭く、ベッドでグダグダになってる福介の姿が…！ええぇ…

・なんやかんやあって、だらしなくなった髪を切ってやるからお店に来い、と言う笑吉

・福介は１人で独立開業して、一緒にお店をやろうよ、と笑吉を誘います

・笑吉は当然断り、福介は独立開業、笑吉はお店に残ったまましばらく経ち

・その後、笑吉はやっぱり福介が気になるので、福介のお店を訪れてみます

・おおぉい！福介！顔！顔！またこわい顔になってる！！こいつ諦めてないぞ…！

 

・という感じで終わりました。

うわー…これを描き切るはらだ先生神かよ…

 

・上巻はホラーというか…よくわからない恐怖感がありました

・下巻は、福介の狂気というか執着と言うか、そのあたりが直接的ですね！

・上巻で既に、福介のヤバさは読者も分かっているので、今度はその福介のヤバさが笑吉にバレた時にどうなるのかハラハラするというか…

・いやー、面白かったです！

 

・あと、あと、コミックスの背表紙、上下巻を横に置くと絵が繋がってるんですよ！こういうのとても好きです！

・タイトルの通り、髪の毛を染めるカラーのやつですね

・表紙も並べると２人で対になってていい感じです！

 

・それから、改めて思いましたが、ネーミングすごいですね

・笑吉（笑：ほぼ笑わない…ですよね？この子…　吉：ヤンデレに目をつけられて運は悪いのでは…）

・福介（福：しあわせとか真逆じゃね！？　介：「たすける」という意味がある字のようで…えぇ…）

・『名は体を表す』の真逆を行ってますね…！